2026/07/08 12:38


※ 発作後のトラと後ろはレオ

皆様こんにちは。
CUBEメモリアル®BASE店です。

今回は少し個人的なお話になります。
「私がなぜ手元供養を選んだのか」

その最大の理由の、愛猫トラとの思い出について書いてみたいと思います。

トラは、息子が海辺で保護してきた猫でした。

海辺の片隅に置かれた段ボールの中で、 雨風をしのぎながら生きていた小さな命です。

その体はカビだらけ。
実際、毎日世話をしていた私自身にもカビがうつり、 皮膚の症状に悩まされることになりました。

保護はしてきたものの、
「海に返したら?」
「自分の体の方が大事だよ」
そんな言葉を何度も聞きました。

トラも私も病院へ通ってもなかなか良くならず、 正直、不安になることもありました。

それでも私は、 人間の都合で捨てられ、 やっと助かった命を、 もう一度見捨てることだけはできませんでした。

時間はかかりましたが、 少しずつ体もきれいになり、 毛も生え揃い、 トラは元気に成長していきました。
そして気が付けば、 長い年月を共に過ごす家族になっていました。

そんなトラは高齢になってから、 血栓によってある日突然、物凄い痙攣を起こしました。

医師は諦めていましたが、私は海辺で生き抜いてきたあの強い命を知っています。
最後まで回復を信じ、リハビリや食事療法を続けました。結局、片足は失いましたが、ソファに飛び乗れるまで回復し、20歳まで生きました。

大変なこともたくさんありました。
けれど振り返ると、 私の中に残っているのは苦しさではなく、 一緒に過ごした時間への感謝です。

トラはもう姿を見ることはできません。

それでも、 いなくなったとは思っていません。
わが家のリビングには、 今もトラの居場所があります。

特別な祭壇ではなく、 家族が普段通りに過ごす空間の中です。

ふと目に入る。

思い出す。

そんな距離感で、 今も一緒に暮らしているような感覚があります。

私が手元供養を選んだ理由は、 悲しみを閉じ込めるためではありません。

大切な存在との時間を、 暮らしの中で自然に続けていきたかったからです。

愛猫トラとの別れを経験したことが、 私たちが手元供養用の桐箱づくりを始めるきっかけにもなりました。

CUBEメモリアル®は、 そんな想いから生まれた製品です。

これからも、 それぞれのご家族にとって無理のない形で、 大切な存在との時間に寄り添えるものでありたいと思っています。